今年最もHOTなジャンルは「AOS」「SNG」

過去10年間ゲーム業界を先導したジャンルは「RPG」「FPS」だったが今後市場を導くジャンルは?という質問に、多くの業界専門家達はオンラインゲームの場合「AOS」スマートフォンの場合「SNG」を挙げている。

AOSとは『スタークラフト』のカスタムマップ「Aeon Of Strife」のようなジャンルのゲームを通称する言葉で、RPGとRTSが混ざり合った複合ジャンルだ。最近では『リーグオブレジャンド』等のタイトルが人気を集めており、2012年最もHOTなゲームジャンルに選ばれている。

これに備えるメーカーを見てみると、まずドラゴンフライがPCとXBOXで発売され、全世界200万枚以上の販売高をあげた『キングダムアンダーファイア』を原作にしたAOSゲーム『キングダムアンダーファイアオンライン』を今年正式に整備する。昨年1度非公開テストを行いゲーム性を立証したこのゲームは、AOSゲームの期待作の一つに数えられている。

最近、同接8万人を突破し好調の『CYPHERS』と『カオスオンライン』もAOSブームに乗っている。『CYPHERS』はAOSジャンルのアクションゲームで、個性あるキャラクターと派手なスキル、迫力ある戦闘を備えて人気を集めており、『カオスオンライン』はすでに53番目の英雄が追加されて注目されている。

Ntreev Softもアメリカの開発会社S2GAMESと『ヒーローズオブアース』のパブリッシング契約を締結しAOSジャンルに挑戦する。2009年に発売されたこのタイトルは、絶え間ない戦いによってその迫力を存分に楽しむ事が出来るタイトルというのがNtreev Softの説明だ。

AOSに劣らずSNGもまた2012年ゲーム会社が最も多く出すであろうゲームジャンルだ。昨年スマートフォンゲーム一つで月販売1億円という成功を収めた『ルールザスカイ』を筆頭に、ハンゲームの『EVERY FARM』、Com2uSの『Tiny Farm』、Beelineの『スマーフ・ビレッジ』など多くのSNGが公開された。

2012年には前年の5倍以上のゲームが発売される予定だ。Com2uSやGamevilのような代表的なモバイルゲーム企業は今年それぞれ10個以上のSNGを発売する予定であり、NCソフト、ネクソン、CJ E&M;、ウィメイド、ハンゲームなどのオンラインゲーム企業も続々とSNGを披露する計画だ。

Com2uSのイ・ヨウンイル副社長は”良質のゲームをリリースしても、最終的にApp Storeの上位に上げる、もしくは着実に売上を上げるゲームはSNGだった。SNGは敢えて高クオリティでなくても、ユーザーとユーザー間で「共有」する楽しさを強調すれば継続してプレイすることになり、開発会社もこれを通じて収益を得ることになるだけにゲーム企業によるSNG選好度はより一層高まるだろう”とコメントしている。

 

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