サムスン】韓国サムスングループ、ゲーム事業開始!?

サムスングループが「ゲーム産業のフロンティアを探しています」という題名の社内公告を今月16日全系列会社に出しゲーム人材募集を開始した。

募集人材はゲーム企画・デザイン・サーバークライアント開発など3分野。広告文には「エンターテインメントの花であるゲーム産業で、サムスンのゲームビジネスを導いていく創意的で挑戦的な人材を探しています。」という文面も盛り込まれている。

また、サムスン電子は、大学生人材養成プログラムである「サムスンソフトウェアメンバーシップ」に今年初めて「ゲーム分野」を別途用意し、ゲーム開発・ゲームアート/デザイン・ゲーム企画に関心がある大学生を募集している。

1991年作られたサムスンソフトウェアメンバーシップは、各種教育プログラムと、機資材などを大学生に支援するプログラムで、この中の相当数がサムスン電子へと入社することが分かっている。

サムスンはこれまで、日本ゲーム企業のセガと共にゲーム機事業を行ったり、オンラインゲーム『ダンジョンアンドファイター』『レッドストーン』などの流通を行なうなどゲーム事業に間接的に携わってはいるものの、ゲームを直接製作したことはない。

業界ではサムスン電子がゲーム関連人材を社内で募集し、有望な大学生をあらかじめ確保しようとする動きを見せるのは、ゲーム事業へと本格的に進出する信号弾であるとみられている。

サムスンは昨年、バイオシミラー(バイオ後発医薬品)関連事業を始める際にも、系列会社職員を対象に内部公募を通じて人材を選抜している。ゲームはPCはもちろん、スマートフォンやタブレットPCなどを主に使うコンテンツの中心である為、サムスン電子メディアソリューションセンターが引き受ける可能性があると周辺では見られている。

サムスン側はこれに対して“スマートフォンやタブレットPCなどのコンテンツ部門で、ゲーム開発人材がすでに数百人に達する為、ゲーム事業を新たに始めるとみる事はできない。”と拡大解釈を警戒している。

一方サムスングループは22日資料を通じて、ゲーム産業進出説に対して公式に否認した。サムスンは“ゲーム産業に進出するいかなる計画も持っていない。さらに多くの拡大解釈を防ぐために、22日中にはグループ公式フェイスブック、ツイッターなどソーシャルネットワークを通じてこれに対して公式立場を明らかにする計画”と伝えた。

合わせて“メディアハブ事業のためにコンテンツを自ら生産する計画もない。”と強調した。

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